顔のたるみの原因は色々ありますが、その中で特に指摘されるのが表情筋の低下です。確かに表情筋は年々低下し、顔のたるみの大きな原因となっています。しかし、この表情筋について考える時、同時に考えなくてはいけないのが、僧帽筋の存在です。
僧帽筋とは?
僧帽筋は、後頭部から背中にかけて広がっている筋肉で、肩甲骨を支えて動かすという役割を持っていますが、僧帽筋は同時に、顔全体を後ろから引っ張り上げる筋肉でもあります。
そのため、僧帽筋が衰えると筋膜で繋がっている表情筋も衰え、顔がたるみやすくなります。
猫背が関係している!?
僧帽筋が衰える原因として、主に猫背が挙げられます。猫背になると、顎が前に出るため、頭の位置が不安定になります。
きちんと身体に乗っていない頭を支えるために僧帽筋が酷使され、凝り固まった状態が続くと、僧帽筋は衰え、筋膜も伸縮性を失うようになり、顔の筋肉を後ろから引っ張り上げることができなくなります。
最後に・・・
僧帽筋が衰えている状態では、表情筋だけを鍛えても効果が半減してしまいます。猫背の方は、表情筋を鍛えるだけでなく、正しい姿勢を保つように心がけることも大切です。