【紫外線吸収剤と紫外線散乱剤】その違いとは?日焼け止めの成分が珊瑚に有害!?
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日焼け止めクリームをはじめ、紫外線カットの効果があると表記された商品が多くあります。商品の解説には、紫外線を散乱させたり、吸収することで肌に到達しないようにしているようですが、どんな仕組みなのでしょう?
紫外線カットのメカニズムと、光の性質について考えてみました。
光や色のメカニズム
紫外線の他にも、光にはいろいろな種類があります。色として私たちの目が見ることのできるのは可視光ですが、紫外線は目で見ることのできない光です。
紫外線をカットする効果のある商品の仕組みの説明の前に、色が見える仕組みを説明します。
光が物を反射し、目がそれを捉えることで、色の違いがわかります。青色の光が見えるなら、物質は青色以外の光を吸収し、青色を反射しているということになります。
紫外線吸収剤はこのメカニズム
光を吸収するということは、特定の波長の光を吸収すると言い換えることができます。その現象を応用したものが、紫外線をカットすることができる商品なのです。
皮膚に有害な紫外線が来ないように、紫外線をカットするクリームや衣類を身につけることで紫外線を吸収し、紫外線が肌に侵入するのをブロックしてくれます。
紫外線吸収剤を使用した日焼け止めは、サラっとしていたり、白浮きしにくい上に高SPF値のものが多いですから使いやすい!ただ、紫外線を取り込んで化学反応を起こし放出するというメカニズムのため、それに反応して敏感肌さんは肌荒れする人も多いですよね。
紫外線散乱剤の仕組み
紫外線散乱剤は、肌の表面で紫外線を反射させ跳ね返す働きを持っています。主に使われるのは酸化チタンや酸化亜鉛。ファンデーションやパウダーにも使われているので、お馴染みの成分だと思います。
化学反応を起こすものではありませんので、ノンケミの日焼け止めに使用されることが多い紫外線散乱剤。欠点は白浮きしたり、使い心地が悪いところ。また、汗や水で流れやすいという欠点もあります。
日焼け止めが珊瑚に影響を及ぼす
というのは、かなり以前から言われていることです。私自身、海に行くときは(貝目的)なので、バシャバシャ泳ぐことはありません。そのため、顔だけ日焼け止めを塗って、あとは全身フルラッシュガードです。
EWGが毎年安全な日焼け止め情報を配信
アメリカの環境保護団体「Environmental Working Group」。略してEWGと言われていますが、毎年、安全な日焼け止めの情報を更新してくれています。
ただ、英語です(笑)
大体、推奨されている安全な日焼け止めは「Badger」や「Goddess Garden」「Blue Lizard」や「All Good」。これらなら種類が多いですね。とくにBadger(バジャー)なら、日本でも手軽に買えますよね。
ただし、使い心地に関しては保証いたしませんから(笑) 以下は私が使ったことのあるEWGの中で紹介されたことのある日焼け止めです。
※推奨される日焼け止めは、毎年更新されるので変化します。
最後に・・・
日焼け止めは確かに大事ですが、それによって肌荒れしたりするのは本末転倒!さらに自分がよくても、珊瑚に悪影響与えているのも最悪です。
紫外線吸収剤も紫外線散乱剤も、目的、使用部分によって替えて使えばいいですしね。海へはなるべく、ラッシュガードだけでガードして入るようにしましょう!