化粧水が浸透しないのは喜ばしい!バリア機能が働いている証拠です
スポンサードリンク
本ページにはプロモーションが含まれています
化粧水を浸透させようとしても、なかなかうまくいかないと悩んでいる人も多いですよね。そのため、何度も大量にバシャバシャと浴びるように化粧水を使う女性もすくなくありません。
化粧水が浸透しない理由
お肌は、外からの乾燥や外敵を寄せ付けないようにするためのバリア機能があります。逆に、体の中の水分が外に出ていきすぎないように蒸発させない機能もあります。
この役目を担っているのが角質層です!
角質層はわずか0.01mmから0.02mm程の細胞の層で、ラップと同じぐらいと考えてください。
水溶性のものを通さない角質層は、化粧水自体も通すことはできません。化粧水がしみ込んで皮膚の下まで水分がいきわたるということは、まずありません。
では化粧水は必要ないのか?
本音で言うと、なくてもいいものだと思います。私も使ったり使わなかったりしますけどね。
化粧水の役割として考えると、角質層の水分量を増やすことで、肌表面をふやかす効果があり、他の美容成分をしみ込みやすくしてくれるというのが主な働きです。
角質層は水溶性のものは通さないのですが、油溶性のものは通りやすいので、乳液やクリームなどが浸透しやすくなります。
化粧水が浸透しない肌は健康
化粧水が浸透しないということは、肌のバリア機能がしっかりと働いているということ!逆にぐんぐん浸透するということは、バリア機能が破壊されているということです。
最悪なのは肌の調子も悪いけど、化粧水が浸透もしない、肌の上にラップが貼ってあるようなビニール肌状態。過剰なスキンケアでビニール肌になりやすくなりますので、注意してください。
合成界面活性剤が嫌われる理由はバリア機能破壊
よく合成界面活性剤が嫌われる理由はここにあります。つまり肌のバリア機能を破壊してしまう恐れがあるからです。肌の奥まで浸透させるということは、角質層のバリア機能を破壊して突破しないといけません。
界面活性剤は簡単にいうと水と油を馴染ませるもの。化粧品ではクリームや乳液などの乳化剤と言えば聞いたことがあるでしょう。
すべての界面活性剤が悪者ではありません。肌のバリア機能だけで言うなら、一番バリア機能を破壊する力が強力なのは、クレンジングや洗顔料などの洗浄剤だと思います。
もちろん石鹸も界面活性剤が働いています。天然成分由来のものがほとんどで、クレンジングなどに使われる合成界面活性剤とは、少し違いますね。
本来なら混ざり合わない油と水を混ぜ合わせ、汚れを落とす働きのあるものを界面活性剤といいます。
石鹸も、この界面活性剤の仲間です。大豆サポニンや卵黄に含まれるレシチンなどは、天然に存在する界面活性剤。そして、近代になって新しく開発された界面活性剤は合成界面活性剤と呼ばれます。
この石鹸百貨さんのページが、すごく詳しくて参考になります。
最後に・・・
化粧水だけで必ず肌を潤す効果があるわけではなく、潤いがある肌を作るための手助けをしてくれると考えてください。
角質層のバリア機能があるからこそ、私たちはお風呂に入ってもプールに入っても、皮膚がふやける程度で済んでいるんです。どんどん浸透していって、体中がふやけると想像したら恐ろしいですよね・・・。