植物は、太陽光エネルギーから合成された芳香成分を多く持っています。
例えば、ミカンやオレンジは良い香りを放っていますが、皮にあるツブツブに入っているのが芳香成分で、抽出することができるのです。
その芳香を抽出することが可能であれば、多くのものに良い香りを付けることができるというわけです。
さて、現代一般的に使用されている抽出方法は主に3つ!
水蒸気蒸留法
水蒸気を芳香のある植物に吹き込んでいくと、蒸気に芳香成分が含まれていきます。
そしてその蒸気に含まれている精油を水と分離させて抽出させるのが、水蒸気蒸留法なのです。
残った水分の方にも、若干ではありますが精油成分が残っているので、フローラルウォーターとして利用されています。
圧搾法
芳香が含まれているレモンやオレンジなどの皮をつぶして、精油成分を取り出す方法です。
溶剤抽出法
芳香の成分の詰まっている花などを有機溶剤の中に溶かし込む方法です。
ちなみにお風呂に芳香成分の含まれたハーブなどを漬けて、香りを楽しむアロマテラピーがあります。
冬に柚子湯に浸かったりするのは、精油として抽出させないでも出来る日本独特の伝統的な方法ですね。