今週の読書は東野圭吾さんの「虚ろな十字架」。やっぱり読みやすいですね(*'ω'*) ただ内容はちょっと暗め。まあ本のタイトルからしてもわかりますが・・・。
虚ろな十字架 あらすじ
長編サスペンスです。過去に娘を事件で亡くした父親の元に、当時捜査を担当した刑事が訪ねてくる。訪問の理由は別れた妻が亡くなったというもだった・・・。犯人は自首、金目当てで襲ったというが、生前の元妻の活動を調べていたら気になることが・・・。
虚ろな十字架を読んだ感想
この本は司法制度はもちろん、実刑を受け刑務所に入り、更生と判断されて出所するという流れにも疑問を投げかけるものだと思います。現代の司法の問題点でもありますね。
何気ない日常だったはずなのに、突然家族を襲った不幸。小学生の娘がいる私なんかとくに感情移入しやすく考えさせられるものでした。ちょっと子供がいる親は不安になっちゃうかもしれませんね。
最後に・・・
最初の被害者が小学生で、犯人は再犯ということもあり判決。そこに至るまでの道のり、判決が出てからの虚しさ、新たな事件と、物語を読みながらも考えさせられるストーリーでした。
私自身は死刑制度に反対の立場ではないですが、反対意見にも納得するべきものはあります。こういった問題は正解がないので考えるほど深みにハマるのですが、結局のところ犯罪がなければいいという理想論で落ち着いてしまいそうです。