ビタミンDにはビタミンD2~D7まであるそうです。食べ物にもビタミンDが含まれているものはありますが、ビタミンDは紫外線を浴びることで体内で合成されるのはご存知の通り。しかし最近、極度の紫外線対策でビタミンD不足の女性が増加傾向にあるようです。
深刻化する骨粗鬆症
ビタミンD不足で心配されるのが骨粗鬆症。高齢者になるととくに骨粗鬆症は増加しますが、最近の若い世代の女性にも骨粗鬆症は深刻になってきています。今からビタミンD不足になっていると、将来は骨がスカスカでもろくなっているかもしれません。
丈夫な骨のためにとせっせとカルシウムを摂っても、ビタミンDが不足していてはせっかくのカルシウムも吸収されず無駄になってしまいます。
では、どれぐらい日光を浴びればいいのか?
2013年に国立環境研究所と東京家政大の研究チームが日光浴の時間を推定して発表しています。
●7月晴天 正午
札幌市5分、つくば市4分、那覇市3分
●12月晴天 正午
札幌市76分、つくば市22分、那覇市8分
真夏の日差しが強い季節は日本中どこでも時間に大きな差はありませんが、冬場になると大きな差が生まれますね。北に行くほど日光浴だけではなく、食べ物や他ものからのビタミンD摂取も考えた方が現実的かもしれません。
よくテレビで北欧の人々が日光浴している映像がありますが、これで納得できました。
老化の原因ともなる紫外線
ビタミンDがどんなに大切でも、シミ・しわの原因となる紫外線をどんどん浴びたくないのは女心。しかし日焼け止めを塗った肌に紫外線を浴びてもビタミンDは合成されません。
そうなるとサプリメントでビタミンDを摂取するしかありません。厚生労働省は成人の1日のビタミンDの摂取目安量として最低5.5μg、上限50μgを推奨しています。
最後に・・・
日光を浴びるだけで簡単に体で合成できるビタミンD。しかし美容のためには避けたい紫外線。確かに微妙なところですよね。しかし、どんなにお肌の美しさを保っても、骨がスカスカで折れやすくなっていたら意味がありませんね。幸いここは四国なので日光浴は短く済みそうです。